設立趣意書

私達は2022年9月を目途に福岡に日本初の「ロック・ジャズ・ポップス専門の4年制音楽大学」設立を目指しています。仮名称「日本音楽大学」。
現在、ロック系の音楽教育(主に専門学校)は成果を上げられず、むしろ後退すらしています。発売されたCD等に、理論的にありえない音が混在しているケースも多々あります。 この現象は、ミュージシャンやプロデューサーも含めた音楽制作産業全体の人材不足と音楽力の低下が原因です。このことは20年以上前から言われ続けており、さらに追い打ちをかけるように、デジタル技術によりアナログ技術が忘れられようとしています。これも大変に危機的な状況です。このような様々な問題が放置されたまま、ますます混迷を深めているのが現代音楽教育の状況といえるのではないでしょうか。今こそ、ロックやジャズ・ポップスの専門教育を、責任と自覚を持った音楽大学でしっかりと学べる環境を若者に与える必要があると考えます。音楽業界のひとにぎりのメジャーデビューアーティストを目指すだけでなく、ミュージシャンや作曲家、編曲家、ミキシングエンジニア、そして音楽制作関連のディレクターやプロデューサーなど、音楽の世界を根元から支える様々な即戦力人材を育てる事が大切です。さらに音楽の公共的な役割を理解し福祉の分野でも音楽を積極的に活用した様々なアイデアをもたらすことができる様な優れた人材を育てます。その為に、日本の一流の音楽業界関連の講師を用意します。
 また、福岡にこのような音楽大学をつくることは、大きな意義があります。昔から福岡は音楽芸能の都市と言われるほど音楽活動が盛んな街であり、九州全地域から若者が集まります。その結果、ライブハウスやリハーサルスタジオ、レコーディングスタジオなどが数多く集積しています。都市全体が若いミュージシャンの活動の場として機能しているのです。そうした多くの若者に対し、ロック・ジャズ・ポップス専門の音楽大学として、専門教育と活動支援を展開することで、日本中の若者が九州に集まり、より良質な音楽が九州から生まれる事が大いに期待できます。
さらに、アジアの玄関口である福岡の特性を活かし、アジア全体からの留学生も募集していきます。アジア各国でもロック・ジャズ・ポップスは非常に盛んであり、それらの国には、多くのミュージシャン志望の若者がいます。聴くだけの音楽から演奏する音楽の時代であることをアジアの若者にも自覚してもらい留学生として招き、授業やレッスンを英語でも行います。
さらに九州の伝統芸能音楽の観光資源化・現代音楽との融合をめざして、講師陣には九州やアジアの民族音楽の専門家も招聘したいと考えております。そうすることにより、学生たちは自国の民族性を持ったロック・ジャズ&ポップスを創作できるようになり、様々なニーズに対応する音楽制作の感性と技術を身に付け自国の音楽業界で中心的な役割を担える人材として活躍するようになるでしょう。 その結果、ロック・ジャズ&ポップスの新しい流れが、福岡・九州を中心として世界の各国に広がり、音楽で世界をリードしていくことでしょう。
 本構想につき、福岡を中心とした九州全体の、音楽関係者・各界のご支援を賜りたく、お願い申し上げます。
Ⅰ 本音楽大学の教育上のねらい

本音楽大学は三つの力強い教育コンセプトを持っています。

–音楽制作教育–
音楽の世界はメジャーデビューだけが仕事ではなく、いろいろな重要な仕事が音楽業
界にはあることを知らせます。そして演奏能力だけに留まらず演奏能力・作編曲能
力・レコーディング能力の三っつの要素を合わせた音楽制作を学ばせます。
その技術を持った学生こそ卒業後、即戦力として音楽業界の様々な場所で活躍出来
るようになります。

–音楽の公共的な役割と高齢者福祉の研究及び教育–
学生ひとり一人に福祉における音楽家の役割を学び、その役割を実践できるような教
育を行います。そのために大学の敷地に隣接して「子供園」・「老人介護施設」・「障害
を持つ学生の寮」を設け、日常的に高齢者や子供達と接することでの効果や福祉にお
ける音楽の役割の実践研究を行い、音楽の公共的役割を認識した音楽家を育てます。

–語学教育– 
アジアの玄関口である福岡の地から世界の音楽の世界に羽ばたくために、語学教育に
力を入れます。
特に「英語」「中国語」から選択し、卒業時には完ぺきな語能力を身につけます。そ
のために一部の授業は、英語や中国語のみで行います。たとえば、バンドアンサンブ
ルレッスンを英語のみで行い、外国人との完ぺきなコミュニケーション能力を身に着
けます。英語や中国語の語学能力がしっかり身についていれば、卒業後の就職におい
て、音楽業界以外の場所で活躍することも十分可能になります。

 
本音楽大学は上記の三つの強力な教育コンセプトを実現する為に、講師人材や必要設備を完ぺきにそろえて実践いたします。
以下にそれぞれのコンセプトについて詳しくご説明いたします。

–音楽制作教育—

これからの時代は演奏能力だけに留まらず演奏能力・作編曲能力・レコーディング能
力の三っつの要素を合わせた音楽制作を学ばせます。その技術を持った学生は卒業後
音楽業界の様々な場所で活躍出来るようになります。

1.これからの時代は、作曲を含めた音楽制作が出来るミュージシャンが必要
 昭和30年前後にアメリカでロックンロールが生まれ、それがイギリスに渡り、様々なロックやポップスの楽曲が生み出されてきました。日本人はそれらの新しい音楽文化をどうやって受け入れてきたのでしょうか。
まず、服装を真似しました。写真で見る憧れのミュージシャン達のファッションに影響されました。次に楽器です。ミュージシャン達が使っている最新の楽器が、日本でも手に入るようになりました。その次に、その楽器を使いこなす演奏技術です。日本人は、芸術的にも優秀な人が多く、器用であり、エレクトリックギターやドラムスを始めとしてシンセサイザーなどの新しい楽器を見事に使いこなすようになりました。このように、やさしい事から順に真似して難しい事まで学んでいったのです。 そして最後に残ったのが作編曲です。ロックやポップスの世界では自分達が演奏したり歌ったりする曲は自分達で作編曲し演奏内容も自分で考えるのが普通なのです。
そして、これが一番難しいことなのです。ロックはアメリカの黒人(ロックンロール)から生まれましたが、その後イギリスの白人の間で発展してきました。彼らは、クラッシック音楽文化がありながらロックを受け入れ、様々なロックミュージックを生み出してきました。つまり昔からの西洋音楽文化の継承の上に成り立っている音楽がロックなのです。
 私たち日本人の音楽文化は、西洋型の音楽文化とはかなり違いがあります。ですからロックやポップスの作編曲が一番最後まで苦手として残ってしまっているのです。いくら良い演奏技術があっても、曲が良くなければ昭和風に言えば「仏作って魂入れず」状態なのです。

 私たちの目指す音楽大学では、この難しい作編曲を含む音楽制作の三要素である「演奏(歌)」「作編曲」「レコーディング」の三つのスキルを身につけるための徹底した教育を行います。
そうする事で、メジャーデビューだけを狙う幼稚な音楽進路ではなく、音楽業界にある様々な価値ある仕事をこなせる人材を輩出できるのです。
さらに、現代はデジタル化の波が音楽界にも押し寄せて、若い人たちに混乱をもたらしています。実はアナログ時代の良い音が判っていなければデジタルで良い音が作れないのです。そうした意味でもアナログとデジタル両方の正しい活用の仕方を高い次元で体得した学生を育てたいと願っています。
私たちは、今まで述べた様な事を学んでもらうために、4年間は音楽大学でしっかり学ぶ必要があると考えます。そして卒業後、現場で出会う、様々な音楽の良い所を吸収するために大学で身に付けた、音感や理論を伴った多くの適切な音楽知識やセンスにより、ますます成長し、そして、安易に人の意見に惑わされず、現在の自分のスキルを自分できちんと把握し、自分に必要なことを常に見据えて行動できるリーダー的な人材に成長していくことでしょう。
2.日本のロック系(これ以降ジャス・ポップス含む)のプレイヤーとクラッシック系弦楽器
  プレイヤーとの音楽活動の交流を促進
ロック系の世界ではロックンロールの時代(1960年代前後)からすでに弦楽器や管楽器をアレンジに積極的に使用してきました。つまり、クラッシック系のプレイヤーがロック系の仕事を早い時代から受けてきたのです。そのおかげで、イギリスやアメリカのクラッシックプレイヤーの多くはロックのアフタービートリズムを理解しアドリブや作曲もできます。
しかし、日本ではそのような状況はありません。ましてやアドリブ演奏や作曲もほとんどの人ができません。実際に私は東京で多くのハードロックバンドに生弦楽器のアレンジを依頼され、レコーディングを行いましたが、納得のいく演奏が出来る弦楽器奏者は極少数でした。アドリブソロに至っては1名を認めるのみでした。
 そして、いつしか日本では、人が演奏する弦楽器の代わりにサンプリングを音源としたコンピュータ打ち込みが主流になってしまいました。また、クラッシックのコンサートにおいても、集客の為に、理解できていないポップやタンゴなどの曲目を入れて演奏しています。当然レベルは高いとはいえないものです。一方、ロック系のバンドの若者たちは、弦楽器によるサポートに憧れています。しかしランチをおごる代わりにヴァイオリンとチェロの演奏を気軽に頼める友達はスマホのLINE上にはいません。
そこで、本音楽大学では、このミスマッチを解消するために、バイオリンやチェロ等のロック系で多く使用される弦楽器の演奏学科も併設し、ロック系のアンサンブルでアフタービートでの演奏やアドリブソロが出来るように育てます。さらにロック系のバンドと弦楽器のアンサンブルを使った作編曲実習を多く行い、音楽制作ができるようにします。できれば、九州に新しいオーケストラを編成し、ロックやジャズポップスのレパートリーを主体に演奏活動することも良いアイデアかもしれません。そうする事で、ロック系とクラッシック系の若者の交流が深まり、音楽活動の幅が飛躍的に広がり深くなります。その結果、那珂川市から新しい音楽がどんどん生まれていきます。
 
3.九州地方に伝承されている伝統芸能音楽の発掘・研究・保護・観光資源としての実践・現代の音楽との融合、等を目的とした学科も設立
 九州には数多くの伝統芸能が存在します。そして那珂川にも伝統芸能音楽が存在します。本音楽大学ではそれらの、発掘・研究・保護・観光資源化・現代の音楽手法との融合を研究する部署も設立します。全学生は専攻あるいは副科で何かの伝統芸能音楽を必修選択をさせ後継者及び理解者を育てます。そして、九州の伝統芸能や広く言えば、アジアの各大学と連携して日本やアジアの伝統芸能音楽と現代(ロックやポップ等)の音楽との融合を研究し、学生たちが新しい音楽の可能性を発見し、発信し、九州の地が世界をリードできるようにしたいと考えます。
さらに、海外からの観光客を対象とした観光資源作りの本格的な取り組みを行います。もともと神にささげる音楽やお祭りの踊りであった伝統芸能を、観光客に日常的に披露するための常設ステージを作り、日に4回程度上演します。観光客はそこに行けば、お祭りの日でなくても、いつでも安い料金で気軽に伝統芸能音楽や舞・踊りを鑑賞する事ができる環境を演出します。この様な様々な試みを建築デザイナーと各町村と大学共同で行い、那珂川全体で、伝統芸能音楽を観光資源として活用する意識を高め、「町おこし」ならぬ「那珂川おこし」を進めます。
–音楽の公共的な役割と高齢者福祉の研究及び教育—

学生ひとり一人に福祉における音楽家の役割を学び、その役割を実践できるような教
育を行います。そのために大学の敷地に隣接して「子供園」・「老人介護施設」・「障害
を持つ学生の寮」を設け、日常的に高齢者や子供達と接することでの効果や福祉にお
ける音楽の役割の実践研究を行い、音楽の公共的役割を認識した音楽家を育てます。

1.音楽の公共的役割を認識した音楽家として必要な知識や演奏能力を学ぶ学科を設立。
 さらに、高齢者と子供達や大学生との日常的な交流を行い先進的なの介護の在り方を学び
ます。
音楽家は通常「自分自身の好む音楽を作曲し演奏活動」を行います。しかしこれからの時代はそれに加えて、障碍者・被災者・災害地避難所・病気療養中の方・ご老人のみなさん・子供たちなど、「それぞれの事情を持つ聴衆にあわせて曲目や編曲を変え演奏」を行い元気を出してもらい、音楽で人々とコミュニケーションを出来るようになる事が必要になると考えます。そうすることで、音楽は公共的な存在としてその価値を大きく飛躍させることができ、社会にも大きく貢献できるようになります。
本学科では、併設する介護施設を実践研究の場として利用しながら、例えば、お年寄りと子供達の交流、あるいはお年寄りと大学生の交流が日常的に行われることでの相乗効果などの研究を重ね、先進的な高齢化社会のモデルケースを発信します。。
また、被災者の方々の前で演奏するには、どの様な曲をどの様な編成で、どの様な編曲で演奏すれば元気を出してもらえるのか、喜んでもらえるのか。それを実践するための機材はどの様なものが適切なのか。それらを考えるのは自分達の都合ではなく聴衆のために考えなければならない。そのために介護施設の大食堂ホールでお年寄りや学生や幼稚園児が一緒に食事をしたり、毎日ランチタイムコンサートを日替わりで学生が行い、演奏をみんなで楽しむ事で、学生は慰問の時の演奏プログラムの研究、開発に直接つながります。
そして卒業後も学生と大學と一体になって災害地への慰問演奏などの公共的役割を担う活動を行いたいと考えます。

【現在の活動紹介1】
カホン(パーカッション)を利用したボランティア活動
現在、私たちはカホンというパーカッション(打楽器)に注目しています。それは木製で箱型の楽器で、最近ミュージシャンの間でドラムスの代わりによく使われるようになっています。
今、被災地の子供たちにカホンを無償で届ける活動を2月から開始しています。カホンは子供たちと一緒に組み立て、完成したら今度は自分で作ったマイカホンで演奏を練習します。私たちが演奏するギターやキーボード・歌と子供達のカホンでアンサンブルを練習するということです。カホンは現代のポップミュージックでどんどん使われている楽器ですから、子供たちはカホンの演奏にも興味が沸くと思われます。これにヒップホップダンスや吹奏楽部と一緒に演奏する指導プログラムも可能です。
 この計画では、まず集中豪雨によって大きな災害を受けた朝倉の小中学校にカホンを届けました。そして小学校でカホンを使った演奏指導やチャリティーコンサートを行いました。私たちの音楽大学ではこのような活動を恒久的に続けられるように研究実践をしていきます。
 
【活動案2】
学生に対する将来的なボランティア教育
音楽の公共的役割を学生や若者に気付かせてあげたり、普及させるために、たとえばビジュアル系バンドというような呼び方があるように「NPO系バンド」というような新たなジャンル名を作り大学で普及させるのも良いかもしれません。
「NPO系バンド」という名称は本当にNPO法人登記したバンドという意味ではなくボランティアを積極的に行うバンドであるという意味のジャンル名として用いています。(本当に登録も可能)従来のバンドは自分達の演奏したい曲を作曲しそれをライブの入場料やCDを売るなどして、それらの収益で生活を行うものである。聴衆も自分の好みの音楽を演奏するバンドを聴くのが普通です。一方、「NPO系バンド」は被災地の避難所や仮設住宅や老人ホーム・病院・障碍者施設、孤児院・小学校などを主な演奏の場とし、演奏曲目が従来のバンドと大きく異なり、それらの施設の聴衆に合せた曲や編曲などを考慮し演奏曲目を決める。つまり聴衆の心の状態にあわせて曲を作り演奏するものです。しかも音楽家としての能力も、プロミュージシャンとして通じるレベルの高い演奏力や作編曲能力を有し、人の心を癒せる表現能力を発揮できるメンバーで活動しなければなりません。このことは絶対最低条件です。通常のバンドでありNPO系バンドでもある、とういスタイルもありえます。

2.九州地方に伝承されている伝統芸能音楽の発掘・研究・保護・観光資源としての実践・現代の音楽との融合、等を目的とした学科も設立
 九州には数多くの伝統芸能が存在します。そして那珂川にも伝統芸能音楽が存在します。本音楽大学ではそれらの、発掘・研究・保護・観光資源化・現代の音楽手法との融合を研究する部署も設立します。全学生は専攻あるいは副科で何かの伝統芸能音楽を必修選択をさせ後継者及び理解者を育てます。そして、九州の伝統芸能や広く言えば、アジアの各大学と連携して日本やアジアの伝統芸能音楽と現代(ロックやポップ等)の音楽との融合を研究し、学生たちが新しい音楽の可能性を発見し、発信し、九州の地が世界をリードできるようにしたいと考えます。
さらに、海外からの観光客を対象とした観光資源作りの本格的な取り組みを行います。もともと神にささげる音楽やお祭りの踊りであった伝統芸能を、観光客に日常的に披露するための常設ステージを作り日に4回程度上演します。観光客はそこに行けば、お祭りの日でなくても、いつでも安い料金で気軽に伝統芸能音楽や舞・踊りを鑑賞する事ができる環境を演出します。この様な様々な試みを建築デザイナーと各町村と大学共同で行い、那珂川全体で、伝統芸能音楽を観光資源として活用する意識を高め、「町おこし」ならぬ「那珂川おこし」を進めます。

–語学教育– 
アジアの玄関口である福岡の地から世界の音楽の世界に羽ばたくために、語学教育に
力を入れます。
特に「英語」「中国語」から選択し、卒業時には完ぺきな語能力を身につけます。そ
のために一部の授業は、英語や中国語のみで行います。たとえば、バンドアンサンブ
ルレッスンを英語のみで行い、外国人との完ぺきなコミュニケーション能力を身に着
けます。英語や中国語の語学能力がしっかり身についていれば、卒業後の就職におい
て、音楽業界以外の場所で活躍することも十分可能になります。

これからは、ミュージシャンも世界で活動する時代になってきています。特に日本はアジアでのコンサート活動や音楽制作が活発に行われています。そのためには現代のミュージシャンにとって英語や中国語などの語学力が重要な要素になっています。海外からも外国語が出来る日本人ミュージシャンや音楽講師を求めています。
そこで本大学では英語や中国語の会話能力を徹底的に磨きます。バンドのリハーサルでの英語や中国語での会話や、音楽理論の表現方法やビジネスでの会話など音楽産業内で必要と想定される会話能力が身についていれば海外に行くのに何も怖いことはありません。
その為に、英語や中国語のみで行う授業やレッスンを多めに取り入れていきます。
将来、この外国語会話能力があれば音楽業界以外の分野での就職や活動も大いに期待できます。

1.アメリカのジャズ専門大学「バークリー」との提携も予定。
 本音楽大学はアメリカのバークリー音楽大学との提携も視野に入れています。この場合でも海外留学での語学力は大いに役立ちます。また、日本人で唯一、グラミー賞を2度受賞したニューヨークのジャズトランぺッター大野俊三氏も講師として参加を予定して頂いております。

Ⅱ 本音楽大学の校舎設備の狙い

幼児や若者や高齢者そして障碍者がいっしょに快適に生活や学習ができ、周辺市民も気軽にすごせるるような、市民と共有できる環境作りを目指します。
そのために、大学の校舎本部棟(鉄筋コンクリート)を中心として回りに木製ドーム教室(直径11m)を7棟配置。その周りに施設を一周する遊歩道を設け、樹木やベンチを多数配置し公園の様にする。
さらにその周りに子供園・老人養護施設・学生寮・障害を持つ学生寮・ホール・レコーディングスタジオ・体育館・を併設し、それらの機関が連動し、近隣市民も参加する相乗効果を目指した、学園都市にしたいと考えています。

1. 子供園と老人養護施設・学生寮・障碍者用学生寮とが一緒になった施設を学内で運営する。
この新しい試みは、北欧などで一部実現されていますが、食堂やリビングを子供園・老人養護施設と学生寮及び障碍者学生寮が共同で使用します。朝食や昼食・夕食時に若い大学生や子供達が一緒に食事をし会話もできます。そして学生の演奏を多く聴いていただくことで、入所者の皆さんも若さに触れ元気が出ます。子供達もおじいさんおばあさんとお話が出来て嬉しいでしょう。
また、障害を持つ学生も、お風呂などの介護を一緒に受けられるので、遠方からの学生も安心して大学生活を送る事ができるでしょう。障碍者の皆さんが音楽を学ぶ為に、これは大変に重要な事だと考えています。
そして本音楽大学では、子供達と高齢者の交流や大学生と高齢者の交流を日常的に行い、多くの経験を重ね、その効果や有益性を研究してまいります。
さらに入所者のお年寄りには大学内の公園を自由に散歩したり大学のカフェやライブハウスレストランで演奏を聴いたり、筑前琵琶や二胡・ギター、ボーカルのレッスンまで受けられるようにします。バンドの練習室も使えるようにします。従来の老人施設のような閉鎖的な空間から、一気にオープンな空間に変革させることを、音楽大学でしかできない方法で実現します。
さらにデイケア施設ももうけ、近隣のお年寄りや付き添いのかたも大学の施設で公園の様に過ごしていただき、市民立音楽大学のようになっていきたい思っています。

2. 早期幼児音楽教育
音楽教育は3歳から始まります。そのために、本大学では早期音楽教育を目的とした幼稚園や保育園を本大学敷地内で運営します。
音感訓練やリズム感訓練などを行い将来音楽の分野で活躍できる子供達をそだてます。クラッシックの世界では絶対音感などの高い聴音能力を持った人はざらにいますがロックの世界ではまだまだ少ないのが現実です。

Ⅲ 本音楽大学と周辺音楽業界との連携交流

1. 音楽業界との連携
本音楽大学は、福岡の多くの音楽系企業とさまざまな連携を築き、学生と音楽企業業者とのインターフェース的な役割を務めます。例えば、レコーディングスタジオやライブハウスに対して常に進化を続けるデジタル音響機器の情報を紹介するために、毎月定期的に勉強会を開き、メーカーの新デジタル技術の情報や様々な音楽の最新情報を福岡の音楽業界全体で共有し、業界の活性化及び学生と業界の日常的なの交流を図ります。
 それと平行して、音楽系企業の職場と学生の間でインターン制度(体験社員・学生と企業のお見合い)のようなものを作ります。学生を現場に積極的に送り込み体験をさせ、分りにくい音楽業界の仕事が理解できるようにし、表に出ない就職情報を常に収集します。この様に、学生と地元企業が一緒になった勉強会や職場実習などの交流を様々な音楽分野に広げていきます。

Ⅳ 教育理念

1. 音楽教育を通じて、他者の幸せを望む人間性教育を目指します
私はこれまで東京の大手ミュージックスクールや音楽専門学校・音楽大学などで通算11年、さらに福岡に自身で設立したソルフェ音楽専門学院での28年を合わせて、約39年に及ぶロック・ポップス系音楽教育経験を積みました。そうした中で確信を持つに至った事があります。それは、どの様な理念で人材を育成することで、その学生が日本の音楽界を活性化し音楽シーンを牽引できるのかということです。その理念とは、、、
* 人の心に生きる意欲が溢れてくるような音楽を創ることを目指す人。
* 人を大切に思う心を以って自分の幸せと出来る人。
* 人や社会に対して自分の能力を以って貢献する事を喜びと感じる人。
* 人から自分の音楽を褒められなくても、自分の音楽の良い所をしっかり把握できる人。
* 人から自分の音楽を褒められても、自分の音楽の悪い所をしっかり把握できている人。
* 音楽は決して自分一人ではできない。音楽は仲間と一緒にしか創造出来ない事を知る人。
 本音楽大学の究極の使命は、メジャーデビューなどではなく、学生の人生の幸せにあります。その為に「音楽教育を通じて、他者の幸せを望みながら社会貢献のできる人間性を育む、教育を目指します。」そういう心を持った人材こそ将来社会で人望厚くリーダーとして活躍出来、長く人々に愛される音楽を創りその結果、幸せな人生を手に入れられると確信しています。

2. 学生個人の個性を発見し伸ばすために、少人数制カリキュラムを徹底する
音楽業界は個性的なミュージシャンを求めています。なんでも出来るというミュージシャンはあまり信用されません。なぜなら得意な分野がないと思われてしまからです。音楽は究極を極めるものです。ですからミュージシャンも究極の技術を要求されます。例えばロックンロール系の楽曲のレコーディングに呼ばれるミュージシャンは、誰よりもロックンロールが上手な人が呼ばれます。しかしバラード系の曲のレコーディングには、ロックンロールが得意であっても呼ばれません。ですから、ミュージシャンは自分がどの分野に優れているかを自覚しその分野で自分を磨く必要があるのです。そのために本音楽大学では、学生の音楽的な個性を一人ひとり発見し磨く指導をするために、少人数でのカリキュラムを実施します。
 個人の能力や講義の内容に応じて人数や時間を調整した講義や訓練・レッスンの形態をとります。この方法は、学生一人ひとりの個性を探し出し磨いて育てるという、音楽教育カリキュラムにとって生命線とも言える非常に重要な事です。私はこの方法を28年間継続することで、大きな成果を上げています。これまでの教え子の中で、エイベックスのプロデューサーや、ヤマハのプロデューサーを複数、輩出。メジャーバンドで活躍したり、福岡市内でプロのミュージシャンとして活躍する人も多くいます。また福岡県下のほとんどの音楽専門学校で講師になったり、福岡や東京でレコーディングスタジオやライブハウス・音楽制作会社を立ち上げて多くの音楽制作を担当したりするなど確実な成果を実証しています。

3. 障害のある人々にも扉を開く
 さきにも述べましたが障害者の人達にも音楽を学ぶ扉を開いていなければなりません。私は障害を持つ人達とも接し教育してきました。そして驚くことに音楽に対する素晴らしい能力を発揮する人が多くいました。卒業する時にお父様が「息子の曲を聴いて、あまりに良い曲を作っているのを知り、泣いてしまいました。私はこの子を尊敬します。」と、言われたことが忘れられません。私が教えた障害者の人達は、ほかの音楽大学や専門学校で入学を断られた人達でした。しかし、私達と学んだ結果、オリジナルのCDアルバムを発表し新聞各紙で報道されたり、テレビのテーマ音楽を担当することができた学生もいます。こんな嬉しいことはありませんし、大切なことです。よって本大学では障害を持つ多くの学生にも学ぶ機会を持ってもらうために、障害者用学生寮を用意し、お風呂など日々の必要な介護を受けられるようにします。これで安心して遠方からの障害を持つ学生も本校で安心して学べます。

Ⅴ 学生募集・留学生募集について

メジャーデビューだけが音楽家の生きる道ではないこと。音楽の世界にはメジャーデビュー以外に様々な生きがいのある素晴らしい職種がある事を進学希望者に知らせます。また、高い語学力を利用した就職も可能になります。さらに教職課程も導入しますので、卒業後中学や高校の音楽の教師の道も開けます。そして少しでも安い学費で学べるようにし、いままで述べた趣旨を高等学校や普通大学の進路指導室に徹底的にアピールを行います。
 また、台湾・韓国等アジア各国からの留学生を募集するために、日本への留学支援組織との連携や各国の学生組織関連との交流や、SNS等などのネットの活用の専門職員を置くなどの活動を行います。また本音大では留学生の為の英語での授業クラスも用意します。

[募集案1]  国内の学生募集と入学生のレベルアップ対策案]
各主要都市に本音大のプレスクール制を確立させ、小・中・高校生を主な対象に、定期的に音楽の指導を無償で行う。幼少からの楽器や音楽経験は確実に優秀な音楽家に育ちます。そうした若者と信頼関係を築き、進学希望者を早期に確保したいと考えます。本案は、本音楽大学の入学生のレベルアップにも確実に貢献します。

[募集案2]  アジア圏からの留学生募集の長期計画
台湾・インドネシア・等のアジア諸国にも本大学のプレスクール制を確立させる。私たちのスタッフにアジアの事情に詳しい人がいますので、留学生を募集する一つの考え方として、アジアの各国に留学準備教室(プレスクール)を設置する(ヤマハ等との提携も考えられる)。このプレスクールで本大学へ留学するために最低限必要な音楽関係の知識や語学を学んで、本大学へ留学を即すのが目的であるが、地域の音楽文化のレベルアップにも必ず貢献できます。

福岡にロック・ジャズ・ポップスの音楽大学を作る会
2018年4月
発起人代表 代表理事 松浦義和

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